2019年1月23日 改訂


研究会(2019年1月1日~2020年12月31日)


現在、日本手話学会の傘下に設置されている研究会はありません。


過去の研究会

 

• 手話言語記述法研究会

運営委員長: 中山 慎一郎

目的

 手話言語学に立脚した研究を行うに辺り、手話言語資料(手話コーパス)の拡充は重要かつ必須な課題でもある。しかしながら、手話言語は正書法が確立されていないため、手話言語資料は手話言語を収録した動画に限らざるを得ず、多数の手話言語学研究者間における手話言語資料の共有及び手話言語資料の共同研究に大きな支障を来している。

本研究会は手話言語資料の正書法の確立という究極の目的を掲げると共に、ハムノーシスやサインライティングといった先行研究に立脚した手話言語資料の文字言語化を図るための技術の創出開発を行うことを目標に挙げるものとする。

 

•手話言語数詞研究会

運営委員長: 末森 明夫

目的

 手話言語における数詞は語彙体系の中では研究成果が十二分に蓄積されているとは言い難い状況の下にあり、音韻論及び形態論の面ないし手話歴史言語学の面からも更なる研究の拡充が望まれている。本研究会では日本手話数詞に関する音韻論及び形態論的研究を展開すると共に、それらを基盤とした他の手話言語数詞(韓国手話や台湾手話等)との比較を行い、類型論的研 究及び手話歴史言語学的研究の展開を図ることを目的とする。

 

• 漢字派生手話研究会

o 運営委員長: 岡田 智裕

o 目的

 手話言語における漢字表記表現は、語彙や歴史的推移、特徴などの研究成果が蓄積されていない状況である。このことから音韻論や形態論の面、または手話歴史言語学の面で更なる研究に取り組むことが望まれる。

本研究会では、日本手話における漢字表記表現に関するデータベースを構築し、音韻論・形態論的研究に取り組むとともに、手話歴史言語学的研究の展開を図ることを目的とする。

 

• 文末詞研究会

運営委員長: 黒田 栄光

目的

 手話言語における文末詞は研究成果が十二分に蓄積されているとは言い難い状況の下にあり、語彙体系および文法体系における研究の拡充が望まれる。本研究会では日本手話の文末詞に関する包括的研究を展開すると共に、それらを基盤とした他の手話言語文末詞(韓国手話や台湾手話等)との比較をおこない、類型論的研究及び手話歴史言語学的研究に資することを試みる。